レクサスGS

LEXUS

レクサスGS(350/430/460/450h)

レクサスGS〜日本を代表するミドルサイズセダン


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 レクサスではLSとISの中間に位置する。
 エンジンも3500、4600、ハイブリッドとバリエーションが最も多い。
 Eセグメントに位置し、BMW5シリーズ、メルセデス・ベンツEクラスに対抗すべく発売されるが、北米での人気は日本では発売されていない同クラスのESであり、GSは販売台数ではやや苦戦を強いられているが、徐々にシェアを伸ばしつつある。

 【高級感溢れるレクサスのイメージリーダー】

 かつて、「アリスト」という車名の車が、トヨタから発売されていた。
 3000ccターボエンジン、いったいどれだけの若者がこの車に憧れたことか。
 その車は、アメリカでは「レクサスGS」として売られていた。
 日本でレクサスが展開されるようになり、現在はアリストはなく、ターボエンジンもラインナップから消え、スポーツセダンの座は弟分のISに譲った形ではあるが、ハイブリッドの450h、LS同様4600ccV8エンジンを搭載する460の豊富なラインナップは魅力である。

 【レクサスGS350〜高級感を増したアリストの後継】
 私は、次購入する際は、ISか、GS350かで迷うと思う。
 最近、レクサス店に行く度に、展示されているこのGS350を眺めてしまう。
 IS350と価格的にはそれ程差が無いように思えるが、その佇まい、車内の高級感はやはりISを大きく凌駕している。
 以前、この車を試乗というよりは代車としてお借りしたことがあるが、やはり走りではISの方がいいと思う。
 評論家のような説明はちょっとできないが、自分のIS350に戻った時「やっぱりこっちがいいや。」と感じるのだが、これはアクセルを踏み、ハンドルを回してからの反応で、車内に座った時点では「やっぱGSの方が高級感あるよなぁ。」というのが正直な感想だ。
 ただ、走りに関しても、同じ3500V6エンジンでもGSの方が静かで、乗り心地も良い。

 【レクサスGS430〜熟成されたV8、4300ccエンジン。】

 現在は生産されておらず、欲しい場合は認定中古車または一般の中古車ディーラーで購入する。
 この車も、以前ISを点検で預けた際、代車としてお借りしたことがあった。
 同じエンジンを搭載するクラウンマジェスタやセルシオとは違った高級感を見事に演出している。
 やや硬めの足回りは、やはりBMW7シリーズを意識していると思われるが、そういう観点に立つとまたありきたりな批判やバッシングになってしまうが、素直に「これはいい車だな」というのが一般庶民の感想である。
 その静かさ、V6、3500ccでは味わえないものがある。
 しかし、如何せん設計が旧いためか、燃費は劣る。恐らく新開発の4600ccよりも悪いと思われる。最近のエンジンは大排気量、大パワーであっても燃費が良くなっている。

 【レクサスGS460〜新型モデル、V8、4600ccエンジンは347psを誇る】

 レクサスIS350のアドバンテージが失われてしまった最大の理由はこの車の存在であると思う。
 LSの同エンジン搭載車よりパワーはデチューンされているが、それでも347psはすさまじい。
 GS430の威厳を引き継ぎつつ、かつてのアリスト300Vを彷彿させる大パワー、正直、この車のオーナーが羨ましい。
 残念ながら今はまだ試乗などの経験ない。実際に乗ってみて、また感想を記述する。

【レクサスGS450h〜他社のハイブリッド車とは次元が違うその走りは将来のわが国の進む道を示唆する】

 V6、3500ccとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム。4.5Lエンジンに相当するパワーであると、450hの名前が与えられている。
 この車が発売された当時、試乗させて頂いた。
 あまり長い時間乗ることができなかったが、直線での加速を試す機会では、IS350とは違い、新幹線のような加速をする。
 車重のバランスの問題など、総合的な走りの楽しさではやはりIS350がいいとは思うが、この車で高速道路を利用して日本全国を旅したらどんなに楽しいだろうか・・・そう思わずにはいられなかった。
 私は、将来、このハイブリッドシステムが主流になると予想している。
 トヨタのディーラーで、プリウスに試乗した時のあの感動、そしてGS450hの凄まじい加速に我が国の将来が垣間見えた。
 果たしてこんな技術を真似できる国があるだろうか・・・。
 BMW、メルセデスのシェアを奪うべく始動したレクサスだが、一方でそれに近づけ、一方では全く別次元の方向を示していた。



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